2016-17年 会長あいさつ

■年度計画と重点目標

会長
2016-2017年度
会長 青木 茂人
 2016-2017年度のジョンF.ジャーム国際ロータリー会長は、当該年度のテーマを「人類に奉仕するロータリー」(Rotary Serving Humanity)とされました。
 また、このテーマを受けて国際ロータリー第2600地区原拓男ガバナーは、地区方針を「Basic & New!」、行動指針を「長所を認め合い絆を深めよう」とされました。
 お二人は共に、アーチ・クランフ氏が創設し100周年を迎えようとしているロータリー財団が、「ポリオのない世界まであと少し」のフレーズで知られるポリオ撲滅運動に果たしてきた役割を、大いに評価されております。このポリオ撲滅運動は、東京麹町ロータリークラブの山田ツネ会員と峰英二会員が中心となって提唱された運動が、国際ロータリーの運動として発展したものです。実は、ジョンF.ジャーム会長のお父上は、ポリオに罹患し苦闘の人生を歩まれたとのことです。

 私たちが所属する地域社会やコミュニティーにおいては、ロータリークラブの存在価値がなかなかに一般の皆様にお分かりいただいていないのが実情ではないでしょうか。しかし、ロータリークラブは、ポリオ撲滅運動に見るように、平和と紛争予防、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、経済と地域社会の発展という6つの重点分野において、世界中で多大な貢献をしてまいりましたし、今も果敢に挑戦しております。
 私は、わが長野北東ロータリークラブに入会させていただいてから17年目になりますが、もし入会させていただいていなければ、一個人として前述のような社会的・世界的な貢献が、はたしてできたのであろうかと自問する時、その答えは否と言わざるを得ません。確かに少なくはない会費ではありますが、私がロータリークラブに所属することで、その会費が社会の安寧や世界の多くの生命のためにご利用いただいているのですから、こんなにありがたく、そして幸せなことはありません。

 私たちは、ロータリークラブに所属できた幸運と幸福を、しっかりと自身の胸に刻む必要があるのではないでしょうか。そして、ロータリアンであることの喜びを、地域社会やコミュニティーの皆様に話をさせていただくことも大切なことなのではないかとも考えております。
 私のようなまことに至らぬ者が、社会のお蔭様で得させていただいた資金やこの身が、地域社会や世界のお役に立つ時、資金は浄財に変質し、身はただの肉塊から御恩返しの大切な種へと変化してまいります。私は、この一点においても、ロータリアンであることを誇りとします。

 私がクラブ会長のお役目をさせていただくのも、今までお世話になり、いろいろにご教授いただいた諸先輩、ご同輩のお蔭でありますし、もっとクラブのために働けというお示しでもありましょう。特別に年度計画や重点目標を掲げさせていただかなくとも、わがクラブのモットー「明るく楽しくさわやかに」を武器として、国際ロータリー、第2600地区、北信第2グループの目指す目標に尽力するのみです。わがクラブの皆様のお役に立つことが少しでもあれば、幸せであります。
 ご指摘、ご意見、ご教授の程、よろしくお願い申し上げます。